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平尾政信

牧師の歳時記

 ハスの花が咲き始めました。といっても見た訳ではなく、季節、暦の上での話です。「蓮始華」(はすはじめてはなさく)72候では7月12~16日をそう呼ぶそうです。ヒンドゥー教などでは、蓮の花が泥の中から茎をのばし紅色の花を咲かせるさまは、清らかに生きる象徴などとされています。そして、見ているとをすがすがしい気持ちになるとも言われています。また、仏教でも同じようなことが言われています。

 ふと、自分のことに目を転じれば、私も確かに泥の中にあって、もがき苦しんでいた者でしたが、そこにイエスさまが来てくださり、私を引き上げてくださり、今平安と安らぎの中で花を咲かさせてくださっているのだなと、感謝でいっぱいです。泥の中から茎をのばす、蓮の花のように、自分では、とうてい茎をのばすことも、花を咲かすこともできなかったのに、、、これこそが、恵みなのですね。泥の中で、自分で何とかともがいてみても、どんどんと泥沼に沈んでいくだけです。この、恵みにすがり続けていたいものです。そういえば、大賀蓮というのがあって、なんでも2000年以上前の種が、発芽し花を咲かせたそうな。私は、2000年前の十字架の恵みによって今生きているのです。感謝!

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