平尾政信

2019年9月12日1 分

朝、自転車で教会へ向かっていた。暑さも少し和らいで風が心地いい。いつもの細い道、右折しようとしたら、いきなり自転車が左折してきて危うくぶつかりそうになった。

どちらも別にスピードを出していたわけではないけれど、相手の自転車の荷台には3歳ぐらいの子供が乗っていた。運転しているのは、お父さんだろうか30前後の男性。

 幼稚園にでも送っていくところか?右手にしっかりとスマホをもって、左手はハンドル、目はスマホ、耳にはイヤホン、器用なものだ。ぶつからなくてよかった。

 今、聞かなければならない何かがあったのだろうか、今見なければならない何かがあったのだろうか、子どもを危険にさらしてまで、、、理解に苦しむ。しかも、大切な子どもとの触れ合いの時間を。どうして子どもの声を聞き、いっしょに風や季節を感じたりしないのだろう。そんな時代は、すぐに過ぎ去っていくのに。

 子供を幼稚園に送って行っていた頃を思い出した。もう二人とも大学生、季節はあっという間に移り変わっていく。今の季節を大切に、離れていても、いっしょにいても同じ風を感じていたい。

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